2011/11/30 仙台→白石 その2 (布田レポート)

どうも、宿や萩のヘルパー布田です。キム兄(木村)の続きを書きます。

7時間ほどかけてやっと白石まで続く国道4号線に出ました。この時点でもう二人の足はおかしくなってます。そしてまだ目的地の半分しか来ていないという事実が精神的に僕らを追い込みました。とは言っても進むしかないので進みます。国道は歩道もある程度舗装されているので、またテンションが上がって来ました。

少し進んだ所で、国道4号に歩道がなくなりました。仕方がなく迂回しようと右に進んだところ、そっちからは行けず反対側の県道50号線から向かうことにしました。県道への道は細く、かなり苦労しました。この辺りで二人とも集中力が完全に切れ、「なぜこんな事をしているのだろう。」とか、「いや工藤、お前が引けよ」とかいろいろな暴言が出て来ました。このままではマズイ、という事でご飯に。

倒れこむように店に座り、温かいものを食べたのはいいのですが、今度は二人ともそこから動けなくなりました。時間だけが過ぎ、雲行きも怪しくなってきたところで再び出発。ところが、歩き始めると雨が…どんどん強くなる雨、というか雪、狭くなる県道50号。これは着かないんじゃないか?やっぱり50kmは無理だったんだなあと思い始めました。

県道50号の歩道が狭すぎてリヤカーが通れなくなったので橋を渡ってまた国道4号線へ戻ることにしました。ここら辺から、一人が引いてもう一人が歩くのではなく、一人が引き、もう一人が荷台に乗る。というフォーメーションに変えました。これにより休憩する回数が劇的に減り、一時的にペースアップします。

本来の到着時刻の午後4時になった頃、土砂降りのなか僕らはまだ白石まで15kmの所にいました。この辺りになると“俺ら二人のこの頑張りは情熱大陸のカメラにずっと撮影されているんだ。”という妄想に始まり、“実は影でカワイイ女の子が出発した時からずっと見守ってくれているに違いない。”と現実逃避が止まりません。

大河原を越えた辺りで、辺りは真っ暗になりました。真っ暗ななかトラックが猛スピードで走る蔵王の峠を越えるのはそうとう怖いです。そして寒いです。ここまで来るともう変な妄想もなく無心で引きます。見た目はずぶぬれの少年二人ですが、中身はお坊さんです。途中キム兄は本日三度目の栄養ドリンクを無表情で飲み干しました。

ラストスパート、下半身ぐちゃぐちゃになりながら、白石に到着!ここからはリヤカーを置かせてもらう場所の確保です。ちょうど目の前に大きなタイヤ屋さんがあり、そこへ交渉しに行く僕ら。ガレージで作業中の男の人に聞くと、中の人に聞いてと言われる。中に入ると、孫を背負った樹木希林風のおばちゃんが対応してくれた。最初は完全に僕らを怪しい変な奴らが来たと思っているらしく反応があまり良くない。しかし私の必死のトークとキム兄の死んだ魚のような顔が樹木希林のガードを解き、最後は快くリヤカーを置かせてくれた。ちなみに僕らがただの樹木希林と思ってた人(島貫さん)は実は専務取締役だった。。。有限会社 島貫タイヤ商会の皆様ありがとうございました。

ちょうど預け終わった頃に、前回山形から僕と一緒にリヤカーを仙台まで運んだエビチリが車で迎えに来てくれた。ヘラヘラしながら「お疲れっすー。」と言うエビチリにイラっとしたが、正直車でわざわざ来てくれたエビチリには感謝しかない。こうして僕とキム兄の長い長い一日が終わった。時計を見ると午後8時過ぎ。17時間リヤカーを引いたことになる。ありえない!

 

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2011/11/30 仙台→白石 その2 (布田レポート) への2件のフィードバック

  1. 本当にお疲れ様でした!
    文才ありますね。かなり面白かったです。

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