快晴の空の下、リヤカー旅46日目開始です。
本日は、言いだしっぺの工藤が微調整の為、急遽参戦することになりました。
そして、仙台の「宿や萩」でご一緒したボランティア仲間の赤羽さんに同行をお願いした。
一ヶ月ぶりにリヤカーと再開。くたびれたダンボールに入っていた資材が今回はプラスチックの衣装ケースにきちんと収めてあった。感激。誰かが寄付してくれたようだ。寄付してくれた方、ありがとうございます。
4月9日、10時ジャスト。
静岡県浜松市の高塚駅に到着。
駅前の和食処なかむらやさんでリヤカーを受け取る。
のんびりとリヤカーを牽きはじめた。しばらく歩いて大通りに出る。赤羽さんがすぐに旧東海道を見つけてくれ、その道を通ることにした。
少し進んだところで、パンのにおいに誘われて遠鉄ストアの駐車場に引きこまれる。
とりあえず食料品を買出し。準備万端。
再び街道を進む。
しばらく歩いたところで花屋のご夫婦に声を掛けられた。
この通り東海道だけあっていろんな人たちが行き来しているらしい。
昨年は、人力車で旅をしている人がこの道を通って行ったそうだ。
ちょうどお孫さんも出てきて記念写真。本日、小学校の入学式だったとのこと。
リヤカーとの写真も良い記念になったとご主人に喜んでもらった。
2㍑入りのお茶を頂く。ありがとうございました。
旧東海道は、道路の脇に松が立っていたり。
両脇に松が並んだところなど、昔の街道が想像できる。
東海道中膝栗毛の世界だ。
歩く旅の醍醐味を味合う。
浜名湖が見えてきた。
古い海鮮問屋風の建物が道の両脇に建ち並ぶ風情のある通りを進む。
土産物屋もちらほらある。
弁天島への橋を渡っていると、トラックにクラクションを鳴らされ驚く。
歩道を歩いているのに!とちょっとムッとして振り向くと、大型トラックがスピードを緩めて近づいてきた。助手席の窓からいきなり白いビニール袋に入った何かを、後ろを歩いていた赤羽に放り投げた。
赤羽さんが慌てて受け取る。
ドーナツの差し入れだった。慌ててお礼を言うが、橋の上トラックも止まる訳にもいかずそのままスピードをあげて行ってしまった。
改めて運転手さんありがとう。ドーナツありがたく頂きました。
弁天島を過ぎてついに浜名湖を越えた。
14時ごろ、橋を渡ったところのラーメン屋で昼食をとり、本日のメインイベントだある汐見坂に向かって足を進める。
交通量の多い道を避け裏道に入る。
昔ながらの入り組んだ道が広がった街中を歩く。
ちょうど下校時間と重なったらしく小さな女の子たちの急襲に遭う。
日本一周をしていることを話すと、「お母さんにも教えてあげなくちゃ」と母親を連れてくる子もいた。
お母さんをも入れて記念写真。
リヤカーが進む方向と同じ帰り道の子がいたので、リヤカーの荷台に載せてあげる。
中年男。女児誘拐中?
旧東海道に戻り足を進める。
今度は、男の子たちが興味を持ってよって来た。ちょっと疲れてきたので子供たちにリヤカーを牽かせる。
これから、リヤカーを牽く人は、この手をお勧めする。
興味を持ってよって来た子供や若者に、リヤカーを牽いてもらうと少しは楽が出来るかも?
満開の桜を遠くに見ながら松並木を進む。
今回は、良い季節に良い道を歩くことが出来た。
赤羽さんの道選びも冴えていた。時々、ウグイスも鳴いている。まだ少し下手なホーホケキョ。かわいらしさと春を感じさせる
。
汐見坂、交通量を考えてあえて急傾斜の旧道を一気に上ることにした。
アタック開始。2人で汗だくになりながらリヤカーを牽く。
前で2人で牽いてみたり、前後に分かれてリヤカーを牽いてみたりと試行錯誤しながら上る。とにかく急な坂道。
途中。面白い看板があった。
不法投棄するな!罰金一億円!
ちょっと笑える。
どうにかこうにか30分ほどで上りきったが二人とも汗だくだった。
ぴかぴかの制服を着た中学生がいたので上手いこと言ってリヤカーを牽かせようとしたが
流石に中学生。あっさり断られた。残念。
旧東海道を離れ国道42号線に入る。
いよいよ静岡を抜けて愛知県突入。
遂に12県目!
たくさんの人たちの協力のもと、ここまで来ました。
本当にありがとうございます。
静岡県の水先案内人を務めてくれた柴田さん、改めてありがとうございました。
皆様、まだまだ先は長いです。これからもご協力お願いします。
日も傾いてきた。
国道42号は、歩道が少ないのに大型トラックが多くとにかく気を使う。
すれすれで大型トラックを交わしながら進む。地元の方に尋ねるが適当な裏道は見つからない。
下校途中の高校生たちが自転車で通りすがりに声援を送ってくれる。
かなり、足が痛くなってきているが笑顔で挨拶を返して進む。
軽トラックに乗った女性から真っ赤なトマトの差し入れを頂く。。
トマトは翌日の朝食としました。美味しかったです。ありがとうございました。
日も完全に沈み、真っ暗な国道を進む。とりあえず、コンビニかレストランを探すも一向に見つからない。二人ともふらふらになりながら十数キロ歩いてやっとコンビニにたどり着いた。
真っ暗な国道にポツンとあるコンビニ。
僕らは、その駐車場にへたり込んでコンビニ弁当を食べた。
もう、そこから動きたくなかった。このままアスファルトの上に横になって眠りにつきたかった。
へたり込みながら明日の参加者との合流ポイントと、裏道調査の為スマホで調べる。が、中年オヤジ二人には、スマホを使いこなせない。猫に小判、豚に真珠、中年オヤジにスマホである。
やむを得ず地図を購入。840円。
コンビニにご両親と立ち寄った小学校低学年のアラタ君にアドバイスをもらいながら、どうにか翌日の参加者へ合流ポイントを連絡。
その後、コンビニのお兄ちゃんに教えてもらった公園にテントを張って就寝。
翌日に続く。
<スタッフより>
本日もお疲れでした。
4月16日(水)、森田さん夫婦が津から北上します。
夫婦リヤカー発見したら声をかけて上げてください。