2013/03/10(日)[82日目] 岡山県吉永駅―岡山県瀬戸駅 工藤レポート

 午前11時、岡山県 吉永駅到着。

やや小雨がばらつく生憎の空模様。

 工藤が、リヤカーを牽きます。本日は、なんと地元の方が同行してくれます。

 前回(81日目)の夕方、運命の出逢い(?)をした近藤さんからの紹介です。

 近藤さんの職場の後輩、藤本さんに参加頂きました。

 リヤカーを保管頂いた商工会議所吉永支所の前で合流。

 生憎の雨なのに、藤本さんはカッパを来てやる気満々です。

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 カメラを向けると即ポーズをとるノリの良い方だ。なかなかの逸材の参戦です。近藤さん、ありがとうございます。

 

 スタートして間もなく通りすがりの地元の方に声を掛けて頂き企画の説明をする。「気を付けて行きなさい。がんばれ!」と暖かいご声援を頂く。

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 リヤカーを牽き始めて20分、いきなり雨足が強くなった。僕が、雨宿りを提案するもやる気満々の藤本さんはこの程度の雨なんてへっチャラとずんずん進む。なんとも頼もしい同行者だ。

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 僕は、耐水性のあるジャケットを着ていたが防水では無かったのでブルーシートをまとい後を追う。

川沿いの堤防道路を歩く。交通量もやや有る道だ。カッパを来て日本一周と書いたのぼりの付いたリヤカーを牽く青年。後ろからブルーシートをまとったオッサンが追っかけている様は、車の中から見たら滑稽に映るだろう。

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 雨は、15分ほどで小雨に変わり1時間もしないうちにやんだ。藤本さんの学生の時の話や地元の説明を聞きながら順調に距離を稼いだ。備前焼の釜元などが有ったりと見落としそうな所を、説明してくれて地元の様子がよく分かる。初対面だが気さくに話して頂き楽しい時間を過ごさせて頂いた。

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 和気の駅前で写真をパチリ。

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 藤本さんお薦めオムライス屋さんで昼食をとった。石焼のオムライスが一押しらしい。焼かれた石の器の中に炒めたご飯と溶き卵が入っていた。

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かき混ぜて食べるとのこと。かき混ぜるとアッと言う間に卵が焼けていい具合になった。早く食べないとカリカリになってしまうかと思ったが、そうでもない。微妙な温度に器が焼かれているのだろう。人生初の石焼きオムライスは大満足だった。

 

腹も膨れ改めて出発。再び川沿いを進む。濡れていた地面も所々乾いてきた。西の空も明るくなっている。意気揚々と歩いていると散歩中の老夫婦に声を掛けられた。白瀬さん夫婦は、毎日この辺りを散歩しているらしい。旦那さんは、70歳を過ぎているが健康診断で50代の体だと言われたそうだ。とにかく元気な爺様だ!

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せっかくなので1キロほどリヤカーを牽いてもらった。途中、リヤカーを持ち上げないと通れないところが有った。白瀬さんは、僕らと一緒にリヤカーを持ち上げてくれた。ギックリ腰にならないか心配だったが、楽にリヤカーを持ち上げる。日々のトレーニングと奥様の健康管理の賜だ。別れ際、リヤカーにメッセージを頂いた。

 

それから暫く歩いた所で藤本さんともお別れだ。迎えに来ていたお母様と一緒に記念写真。チョコレートと暖かいお茶を頂いた。有難うございました。

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藤本さん、一緒に歩いて下さってとても充実した時間が過ごせました。ありがとう。

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最後に藤本さんが、交通量も少なく安全だからここからも川沿いに進むと良いとアドバイスをしてれた。

藤本さんと別れると、途端に風が強くなり始めた。しかも向かいが是だ。日本一周ののぼりが、すごい音を立てている。慌ててのぼりを取り外し荷台に納めた。いつの日かリヤカーに屋根を取り付けようと企んでいたが無理だと痛感した。

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リヤカーに余分なモノを装着すると、思った以上に風に煽られる事を勉強した。藤本さんのアホたれが!と悪態をつきながら前に進む。10分ほど歩いたくらいからか座向きが変わり始めた。

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今度は、後ろから追い風になった。しかもかなりの強風だ。リヤカーが押されて、まるで下り坂を進んでいるような感覚になる。藤本さんありがとう!さすが藤本さんだ。と手のひらを返すように藤本さんへ感謝しながら進む。しばらく強い追い風に押されながら進んだ。樂過ぎです。

風もおさまりのどかな陽気のなかのんびり進む。車もほとんど通らない。道を聞くにも人も通らない。

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ようやく通りかかった車からのお爺さんが顔を出し「本当に日本一周?」と声をかけて下さった。ナイスタイミング。企画の説明をしつつこれからの先の道を聞いた。

 

 川沿いを離れ、やや交通量の多い道を進む。歩道が整備されているので比較的進みやすい。

 コンビニで休憩しようか迷って駐車場に入る。同じくして一台の自動車が駐車場に入ってきた。男の子を連れた親子が降りて来た。リヤカーののぼりを見て引き返して来たらしい。一緒に記念写真をパチリ。

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 二人と別れて少し歩いた所で、再び先ほどの親子が現れた。なんと差し入れを持ってわざわざ追いかけて来てくれた。嬉しすぎる!丁度甘いモノが食べたかった時、ありがたく差し入れを頂く。ご馳走様でした。

 

 瀬戸駅到着、日暮れまで1時間ほどあるが、帰りの電車を考えて今日はこの辺りで終了とした。早速保管場所探し、田舎んだしお寺か神社くらいすぐに見つかると思っていた。ところが、地図を見ても適当な所がない。しかも駅周辺は、住宅が密集しておりリヤカーを預かってくれそうな所が見つからない。

 通りかかったおばさんに何処か預かってくれそうなところを尋ねる。おばさんは、近所の方らしく、まわりの家を順番に聞いてくれたが見つからない。まず、適当な空き地が無い。困りに困った。だんだん暗くなってくる。少し大きな郵便局が有ったので保管をお願いした。しかし、「爆発物が入っているかもしれないので預かれない。」と断られた。今まで断られた理由の中で「爆発物」は、初めてだった。

 郵便局員の方に文句を言うつもりはない。実際に多くの方の郵便物を預かるお仕事、しかも稀にだが郵便物の中には本当に危険物が入っている事もある。ちょっと笑えたが、これくらい固いほうが安心出来る。さすがジャパンクオリティ、エジプトの郵便局とは大違いだ。

 

さて、ますます暗くなってきた。郵便局の前で途方にくれていると、中年のオジサンがっ声を掛けて来てくれた。事情を説明し、盗まれても一切構わないから何処か良い保管場所がないか聞いてみた。。すると、なんとその方が借りている駐車場を貸してくれるとのこと。近日中に車を購入する予定だが今は空いているそうだ。有難くそこに置かせてもらう事にした。リヤカーにビニールシートを掛けて終了。中年のオジサンの連絡先を尋ねると、「面倒な事には関わりたくないので連絡先は教えられない。引きとりも勝手に持って行って下さい。」と言われた。困った。流石に「それなら結構です。」というのも失礼だし、かといって連絡先も聞かずにこのままリヤカーを置いていくのもどうかと思う。悩んだ。正直、連絡先を教えてくれないのは釈然としないが、決して悪そうな人でもない。むしろ善意に満ち溢れている。

 

決めた!

 

ありがたく預かってもらう事にした。なにしろこの旅は、互いに人を信じないと出来ない旅だ。そう、ここまでどれだけたくさんの見ず知らずの方々に助けて頂いたことだろう。どこの馬の骨とも分からないリヤカー野郎やリヤカー系女子たちを暖かく迎えてくださった世間の皆様。

 

うす暗い道を、瀬戸駅へ急いだ。

 

う~ん、でもでもあのままリヤカーを置いて来て良かったのだろうか?

 

 

 

 

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