2013/5/11(土)[86日目] 徳島県阿波市 土成IC ―徳島県徳島市佐古駅

テントの中が明るくなって目が覚めた。

コンクリートの上にテントを張ったので体が痛い。テントをしまって出発!6時スタート。

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「御所の湯」さん、お世話にな

りました。

駐車場には、何台か車中泊した人達がいた。ワンボックスを改造したキャンピングカーに乗ったおっさんがドアを開けて車の中を掃除していたので中を見せてもらった。定年退職してこの車で旅をしているとのこと。

なんだか憧れる。

リヤカーを牽きながら早朝のすがすがしい空気の中を歩く。すでに畑で作業をしている人がいる。

なんかうらやましい。日の出とともに土をいじる生活、少し前なら当たり前の生活。

今の時代、農家でお金を稼ぐのは大変かもしれないが、喰って行くだけなら出来るはず。

一種類の商品作物に特化せずいろんな作物を作っていれば一年中美味しいモノが食べられる。いつかそんな生活をしてみたい。大都会の便利さに慣れた僕には、たぶん夢の話だろう。

 

昨夜、彷徨ったところを通り過ぎ今日の目的地一番札所「霊山寺」へ向かって足を進める。7時をまわったくらいから、今日も小雨が降ってきた。

朝食をとりたいが朝から営業している店がない。コンビニも見当たら無い。お腹を空かせ雨の中を歩いている。体中が痛い。でもあんまり惨めには思わない。むしろ、なんだか楽しい。

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一歩ずつ前へ進んでいる。何だかそれだけで楽しくなる。

しばらく歩くとようやくコンビニがあった。おにぎりを買ってかじりながら歩く。決して高級なレストランの食事ではない。ただのおにぎりだ、小雨の中、ただのおにぎりをかじりながら四国の田舎道をリヤカーを牽きながら歩いている。満足な時間だ。

もしかしてリヤカーハイ(・・)ってやつ?体は、かなり限界状態だ。

車道を挟んで反対側から、お爺さんに声を掛けられた。挨拶をして企画の事を簡単に話す。すると、何も言わずにさっさと行ってしまった。変な爺さんだと思って足を進める。暫くして後ろからさっきのお爺さんが追いかけてきた。話を聞けば、お手製のヒョウタンの飾りを家まで取りに行ってくれたそうだ。ありがとうございます。

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早速、リヤカーに取り付けました。これが、リヤカー旅の醍醐味だ!モノを頂ける事が嬉しいわけじゃない。(僕らは「タカり屋」じゃない。)こんな気持ちのやりとりが嬉しい。

 

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 なぜか、四国の道ばたには靴がよく落ちている。四国に入って3足目だ。

 

足が痛くてたまらない。看板を見つけた。

 

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で、あと何キロなの?

 

10時をまわった頃、ようやく霊山寺に到着。一番札所。いつかはお遍路さんをする予定。その下見だ。

7.1

お遍路さんの衣装って結構高いだなぁと思いながら本堂でお参りを済ませる。今まで無事に旅が出来た事を感謝し、これからの旅の無事を祈念した。

寺の前にある門前一番街の藤本さんと仲良くなり写真を撮る。

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ここで、徳島市内への近道を教えて頂いた。とにかく最短距離の道をを聞き出す。「多分、その道は迷いますよ!」と忠告を頂きながらその近道を選んだ。

板東駅を過ぎたあたりでツィッターを見て探しに来てくれた男性からジュースの差し入れ頂く。ありがとうございました。

 

全く当てにしていなかったが、ツィッターも役に立つもんだ。ありがとうございました。

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細い道を進む。

 

 

そして言われた通り、道に迷った。

足が痛くてお仕方がない。

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とりあえず、「白熊」でも食べて一休み。

コンビニの店員さんが、徳島市内までのざっくりした地図が載っているチラシをくれた。

再び歩き始める。止んでいた雨が再び降ってきた。どんどん雨足が強くなって来る。洒落にならない土砂降りになった。

自転車で向かってくる女子高校生に道を聞こうと声を掛けるも、ちら見してそのまま逃げられた。そりゃそうさ、土砂降りの中、カッパのフードを深く被ってリヤカー牽いている変なおっさんに声を掛けられたら僕だって無視する。仕方なく土砂降りの中、とぼとぼ進む。

疲れがピークに来た。眠たくて眠たくて仕方がない。

両脇に畑の広がる道の真ん中でリヤカーを停め、リヤカーの端に腰を下ろす。足元を見ながらカッパに当たる激しい雨音を聞く、そのまま落ちた。多分一瞬だと思うが、完全に眠りの世界に落ちていた。

靴の中もグシャグシャになってきた。

しかし、こんな所でぐずぐずしている訳にはいかない。今回は、このリヤカーを待っていてくれる人がいる。数か月前、一通のメールをもらった。このブログをたまたま見つけて連絡をしてきた下さった方だ。徳島市内在住の板東さん、仕事の都合でリヤカーを牽くのは難しいが、この企画に興味があり出来る事があればご協力頂けるとの内容。

「遠慮」という言葉は、僕の辞書にはない。今回の保管場所協力をお願いした。だから、今日は、徳島市内で保管場所探しをしなくてもよい。それどころか、首を長くして待っていてくれる人がいる。嬉しすぎ!!

そういえば、板東さんへの手土産を持っていない。どうしよう。

ふと目の前を見ると

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そこには、ニンジンが道に落ちている。

 

えっ?

なんで道にニンジンが?

目線をさらに道の先へ向けると点々とニンジンが落ちている。

なんだか分からんが土砂降りの雨の中、とりあえずニンジンを拾う。大収穫!

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ナイス!これで手土産が出来た。ツいてる。日頃の行いが良いからか。

多分、農家の人が運搬中にトラックから落としたニンジンだろう。

農家の方、ありがとうございました。失敬させて頂きました。

四国三郎橋、白い大きな橋を渡る。本日のゴールまではもうすぐだ。

途中、ガソリンスタンドの若い兄ちゃんが、声を掛けて来た。やたらと「スゲー格好いい!」と連呼していたので、徳島―和歌山の往復やってみない?と提案したが、あっさり断られた。

雨が上がった。体は、ボロボロです。とにかく前へ前へ進む!!

ついに板東さんのお宅に到着!

9.1

お店(板東電気さん)の前

「はじめまして」なのに、とても暖かく迎えてくれた。早速、さっき手にいれた(拾った)ニンジンを渡す。(拾いもんですいません。)

暖かいコーヒーを出してくれた。嬉しい。嬉しすぎる。

こんな下らない企画のリヤカーを待っていてくれる人がいた。嬉しすぎる。

暖かいコーヒーが、ボロボロの体に染み渡る。

もっとゆっくりお話がしたかったが、バスの時間が迫っていた。

最後に徳島で有名なラーメン屋まで送って頂いた。

板東さん、本当に有難うございました。

本日もたくさんの皆様にお世話になりました。本当にいつもありがとうございます。お陰様で無事に家路につくことができました。

 

徳島県庁まで、あと1キロ!次のリヤカー野郎に託します。

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