2013/07/19(金)[100日目] 高知県佐川町―愛媛県久万高原町 工藤レポート

爽やかな目覚め!

朝五時、外はすでに明るい。

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朝日に向かって歯磨き。

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昨夜、たこ焼きくれた運送屋さんの話だと、これから県境までに食料を補給できるのは1か所しかない。大崎というところだけとの事。県境まで緩いのぼりが30キロ。空には雲がすくない。厳しい一日なりそうだ。

しかし、すがすがしい朝です。日の出を見ながら昨日頂いたミニトマトを食べる。甘くておいしい。

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テントを畳んで出発。第一関門は、公園の入り口の坂。とんでもなく急な坂だ。昨日は、暗くてよくわからず一気に駆け降りたが、下からみると30m位だが急だ。全力で踏ん張りながらリヤカーひきあげる。こういう時、相棒がいてくれたらと思う。

ゆるやかに上りの道が川沿いに続く。気持ちの良い道だ。この程度の道なら楽しくリヤカーを牽ける。

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交通量も少なく歩きやすい。ただ住宅はほとんどない。山間を流れる川を横目に見ながら、軽い足取りで進む。2時間ほど歩いたころから急に体が言う事を聞かなくなってきた。やっと集落が出て来た。丁度小さな小さなスーバーが有る。ここで少し休憩する事にした。アイスの入った冷凍庫をのぞくと見慣れない袋発見!かき氷がそのままパック詰めしてある。

味は、普通のかき氷。

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店の前で休憩していると配達に来た男性が声をかけて来た。丁度良かったので現在地とこの先の道の様子を確認した。現在地は、大崎。(この店が、まともな食料を補給最後の店だったとは、危なく見落とすところだった。)この先、上り坂が続く。道は、二手に分かれるが国道を進むべきとのこと。歩道が比較的あるそうだ。

ここからが、地獄の始まりだった。9時をまわった。徐々に気温が上がってきた。傾斜もきつくなってくる。500m進んで休むようになり、その距離は次第に短くなり200m、100m,

50m、20m、ついに歩きたくなくなった。体中から汗が吹き出し、水分を補給しても渇きは収まらない。まったく前に進む気力がわかない。小休止ではなく、一眠りすることにした。焦っても体が動かない以上どうしょうもない。気力体力喪失状態!道の脇に座りこみ一瞬にして眠りの底へ!

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10分ほどで目が覚めた。気力は、少し回復したようだが体はいう事を聞かない。ぼーっとしているとそよ風で汗が蒸発していく、気化熱の力はすごい。体温がどんどん下がってきた。急に体に力が戻ってきた。人間の体は、よく出来ている。機械と一緒でオーバーヒート気味だったようだ。

復活!

今度は、適度に長めの休憩を取りながら進む。ダムが見えて来た。ダムが有るってことはこの先さらに上りが続く事だ。車の車窓からダムを見ても、「あっ、ダムがある。」それだけだ。でもリヤカー旅では、ダムの先は上り坂って事を今までの旅で学習した。

ゆっくりゆっくり、体がオーバーヒートしないようゆっくり上る。

小さな店を発見。昼食になりそうなものを期待したがパンすらなかった。店主のお婆ちゃんにこの先の事を聞く。県境まで10キロくらい。トンネルから出来てかなり便利になったんだよ教えてくれる。これから先は、民家はないとのこと。県境を越えてもさらにしばらく店はないとの話だった。昼食はしばらくお預けだ。まぁ、バテ気味で水物以外のどを通らない。

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フラフラになりながら進む。道路工事のオッチャン達に凄い体力だねぇと言われるが、道路工事のオッチャン達の方がよっぼど凄いと思う。

ようやく県境に差し掛かろうとしたとき、軽自動車が目の前で停まり、犬を抱えたおばさんが出てきた。今朝、リヤカーを見掛けて差し入れを持ってきたとのこと。冷たいトマトを頂く。たまらんです!トマトうまい!!真夏の太陽の下で冷たく冷やしたトマトを丸かじり。贅沢過ぎる。

写真、御婆ちゃん近づきすぎ(笑)

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冷房ガンガン効いた部屋の中にいては味わえない感覚!「僕は生きてる!」生きてる喜びっつうの?ただ真夏にリヤカーをひいてフラフラになって、冷たいトマトを頂いてかじりつく。それだけでいい。こんな事をしていると世の中にあるほとんどのモノが陳腐に見えてくる。

価値観の違いと言われればそれまでだが、これは体験した人にしかわからない。

リヤカー旅、大学や会社の新人研修でやるべきだと僕は思うね!

いつかリヤカー研修やるぞ!

そんなことはどうでも良い。夕暮れまでに次の集落まで進まなくては。

トマト喰い終わり50m進んだところで、再び別の軽自動車が停まる。またもやお茶とスポーツドリンクの差し入れ頂く。お茶は、ちゃんと沸かした麦茶を冷やして持って来てくれた。お茶も美味しい!!

感謝の気持ち。感激出来る感覚。こういうことがプライスレスってこと。

愛媛県突入!!!

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県境越えて1時間。既に16時近い。やっと愛媛県最初の集落に辿り着く。

まず出迎えてくれたのは、ホースを持った奥様、頭から冷たい山からの水を掛けてくれた。気持ち良い!!

お隣のクリニックから看護師さんが出てきてスポーツドリンクの差し入れ!クリニックの迎えに停まっていた果物屋のトラックのご夫婦に小夏、リンゴ、バナナの差し入れを頂く。みんな、リヤカーを見掛けて待っていてくれたらしい。

誰も見ていないってことはないんだ。誰かが見ていてくれる。そして応援してくれる。こういう人たちのお蔭でリヤカーはここまできている。皆さん、本当に有難うございます。

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集落を抜けて1時間ほど歩く。日も暮れて来た。選挙活動中の車から取り巻きの人がお饅頭を持って来てくれた。気温も下がってきて少し食欲出てきて時だった。甘いモノは嬉しい。政党も候補者の名前も憶えていませんがありがとうございました。

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18時を過ぎた。今日の寝床を探さねば。近くにキャンプ場は無さそうだ。体は動くが疲れた。とにかくテントが張れそうな所はないか物色しながら歩いていると、道路わきのコンクリートの壁が不自然に切れている所があった。切れ目から中をのぞくと空き地になっている。しかも山からホースで水が引かれている。今日の寝床はここに決定1道路わきながら丁度コンクリートの壁の裏側。車からは見えない。すばらしすぎるとポイントだ。テントを張ったころ暗くなってきた。暗闇に乗じて素っ裸で水浴び。冷たい。山の湧き水は冷たい。差し入れに頂いきゅうりとメロンををリヤカーに積んであった盥に水を張り冷やす。明日の朝には冷えているだろう。

汗を流し着替えてテントに潜りこむ。本日の任務終了。

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